THE TRANSFORMERS UK#47、48、49、50

 DINOBOT HUNT! ”

あらすじ:P1:ネバダ州、ブラックロック砂漠~現在・・・パワーソースを追ってここへ来た米軍は砂嵐の中に目標物を発見。太陽光収集板のように思われるそれに銃口を向ける・・・その時、砂の中から飛び出したのはスナールだった!!兵士が家族の事を考えながら、覚悟を決め目を閉じたその刹那、一本の光線が兵士を救った。彼の救助者はミラージだった!彼ら・・・ミラージ、トレイルブレイカー、ブローンはスナールを捕らえに来ていたのだった。
ミラージはプライムの言葉を思い出す━タールに浸かっていた影響でダイノボットが異常をきたしている事を知ったオートボットはプロールをリーダーとした部隊を編成し、ダイノボット救助に向かったのだ。
結局暴れるスナールに倒されたミラージらBチームは、プロールと連絡を取り、スナールの向かった方向を割り出した・・・それは地図に載らない秘密の米軍基地であった。
基地内に鳴り響くサイレン・・・カール・トンプソン将軍はその音に喜び勇んだ。この音を聞くのをずっと待っていたのだ。この緊急事態を待っていた訳ではない、全てが終わる日を待っていたのだ。スクリーンに映るスナールを見て、笑みさえ浮かべた。スナールを倒すために小さな町なら焼き尽くせるほどの火力が用いられたが、全く負傷した様子は見られなかった。基地の秘密を敵国の手に渡してはならない!将軍はマイクを握る━「基地から総員退却せよ!ランデヴーポイント、チャーリーデルタ2・・・」この言葉は基地破壊へのカウントダウンコードなのだ!彼はこの光景を数えきれないほど夢見てきた・・・やっと新しい指令を受ける事ができる!
基地の外ではスナールを倒そうとはやるトレイルブレイカーを人間が非難したのを確認してからだと言って他メンバーが引き止めていた。
その時!基地全体で爆発が起こった。スナールの死を悲しむミラージ・・・だがスナールは生きていた!爆発の引きおこした分子結合の影響で彼がロボットモードになった為、ショックを起こしてその場に倒れてしまったのだった。将軍に対してスナールの起こした事件の事を詫びるブローン・・・だが将軍は━「上の者には言わないで欲しいんだが、感謝しているよ」と答えた。納得しかねるオートボット。
彼らの上空では、レーザービークが全てを記録していた・・・そして、主の元へと帰っていった。
オート・ブランドの儀式がまだとか言ってますが、この前の号…US#12の時点でオートボット・エンブレムになってるんですけどね。彼が儀式を受けるのはUS#14での事。つまりUSの時点でミステイクが起こっている事になります。
↑#47カバーイラストはデビッド・ロイドによる。

P2:アーク、32時間前・・・。プロールはAチームのメンバーを選んでいた・・・北カリフォルニアの湿地帯にいるであろうスラッジを救う為に集められたメンバーは、リーダー:ウインドチャージャーをはじめとする、ギアーズ、クリフジャンパーであった。
カリフォルニア、リトルウッド~現在・・・小屋で怪物についての話をする二人に近づくディセプティコン・・・その手が彼らを掴み、ダイノボットの居所を問い詰める。
その頃、Aチームは・・・何一つとしてダイノボットの居所を突き止める鍵を見つけていなかった。勿論、ギアーズはこのつまらない任務に文句をつけていたが、何の結果にも結びつかなかった。
一方、Aチームから少し離れた場所では・・・スラッジがいた!しかもTVカメラの前に!!彼は落ち着いていた・・・基本的な思考と反応しか示せない状態にあったのだ。カメラを回している女性、ジョイ・メドウズは特ダネを手に入れて興奮していた・・・。それもつかの間、彼女を襲う鋼鉄の手!!敵はついに獲物を発見したのだ。
Aチームは殺人ロボットが出たという小屋からの通報によって到着した警察に囲まれていた!「オレゴンにいれば良かったものを・・・カリフォルニアに来るとはな。撃て!!」・・・攻撃が始まった。逃げるオートボット達は林の向こうに強烈な光を見た。光の発された場所・・・そこにはスラッジを倒したディセプティコンがいた!
その後、Aチームは倒されたスラッジを発見・・・背後にディセプティコンの存在を感じたギアーズだったが、時すでに遅く、隠れていたディセプティコンに攻撃を受けてしまう。彼らを倒したのは、サウンドウェーブ、スカイワープ、スカベンジャーであった。
#48にはディセプテイコン・ランク表(WHO’S WHO)が付いている…新規読者に対してディセプティコン戦士の階級や関係性を伝える表です。
↑#48カバーイラストはジェフ・アンダーソンによる。

P3:サウンドウェーブら3名は、アイダホのオールドリバーバレィにいた。サウンドウェーブは地面に残されたディセプティコン・シンボルについて考えていた・・・行方の知れないレーザービーク以外にこの地にいるであろうディセプティコンはいないのだ・・・それどころか、その大きさはレーザービークの物にしては大きすぎた。すぐに地面に埋まっていたレーザービークを発見、再生を試みた・・・。
<レーザービークは二人の人間━カウボーイらに追われるスラッグを発見。人間達などスラッグにとって何の脅威でもないと考え、やり過ごす事にした。だが観察に夢中になりすぎて、危うくオートボット・シャトルの到着に気付かなくなるところであった。もちろん彼らもこの様子を伺っていたのだ。
シャトルから降りたのはジャズ、アイアンハイド、ジェットファイヤーだった。アイアンハイドはジェットファイヤーのディセプティコン・シンボルを指し、「こいつが付いてると信じられん。なんたって、こいつを付けてる連中と戦い続けているんだからなあ!」と言い放ち、ジャズが「落ち着けよ。まだオート・ブランドの儀式が済んでいないんだ。プライムが彼を信じるなら、俺達もそうする。な?」となだめた。ジェットファイヤーは単独で行動し、残る二人はシャトル”M...B”で行動する事になった。
現場にはレーザービークの方が早く着いていた。人間達は銃をスラッグに当て、引き金を引いた。だが、銃身が破裂した!!その音が他者に気付かせる結果になった。オートボットが現れた。まず、アイアンハイドの赤い色でスラッグをおびき出し、後からジェットファイヤーが押さえ込む・・・そして前方からジャズが近づき人間達を救い出した。だが、スラッグの力にジェットファイヤーは敵わない。スラッグの頭突きにジェットファイヤーは倒されてしまった!火炎放射をしようとするスラッグ。だが、その時アイアンハイドに発見されたレーザービークはスタン・ブラストを受け、気を失い、スラッグの口中に投げ込まれた!火炎放射は失敗、レーザービークもろともスラッグは炎に包まれた!>
以上がレーザービークの再生内容だった。シンボルはジェットファイヤーの物だったのだ!捕まえていたAチームを見ながらサウンドウェーブは語る━「スラッグの捕獲は本来の目的ではない。計画は順調に進んでいる。スラッジだけで十分事足りる。グリムロックの居所がわかれば勝利は確実なものとなるのだからな!」
数時間後、アークでは・・・。プロールからの緊急連絡が入った━「トラブル発生です。カナダのCチームです。応援をお願いします」。スクリーンに映ったサイドスワイプがプライムに伝える━「ブルーストリークとハッファーが!助けを・・・!」画像は砂嵐にかき消された・・・。プライムはカナダへ飛んだ。
今後、有名アーティストとなるジェフ・シニアの初カバーが今号である。
↑#49カバーイラストはジェフ・シニアによる。

P4:ドーンズタウン・・・。スラッジとグリムロックによって、ブルーストリーク、そしてハッファーが倒された・・・シャトルは彼らの一人に噛み砕かれ、アークに連絡が届くかは解からなかった・・・だが、出来る限りの事をサイドスワイプは行ったのだ。
一方・・・。スラッジとグリムロックはもつれ合いながら、崖下へと落ちていった。その様子を上から見下ろすサウンドウェーブとスカベンジャー。スカベンジャーの造ったソニックランス装置の効果を褒めるサウンドウェーブ・・・そんな彼らの前に降り立ったのは調査から帰還したスカイワープだった。彼はエネルギーを得る為の油井掘削装置を近くに見つけたことを報告する。そして又、プライムの乗っているであろうシャトルを発見した事も伝えた。
まさしく、そのシャトルから降りたのはプライム、そしてバンブルビーとラチェットであった。彼はラチェットを生存者の確認に向かわせ、バンブルビーをスラッジの発見に向かわせた━カリフォルニアにいたスラッジが何故カナダにいるのかを知るためだ。赤外線探知、熱探知、あらゆるものを試してみたがバンブルビーはスラッジを見つけられなかった。だが、自らに備わる8つの感覚を使う事を思いつき、亜音速探知を試すと何かを発見した!そして、手持ちのポータブル・エナジー・トレースで信号を確認・・・彼はその事実に驚いた。
一方、プライムはシャトルで向かう途中のプロールの指示通りに湖にダイノボットを足止めさせようと必死だった・・・すでに安全装置の限度を超えて使っていたライフルは爆発、プライムにダイノボットを止める術はなくなってしまった・・・プロールの助けを必要としていたプライムの上方にはプロールのシャトルが到着していた。オートパイロットにセットし、シャトルからプロールは身を投げる・・・シャトルは湖に向かって落ちていった!その衝撃にグリムロックは倒された・・・結果に満足するスラッジだが、プライムという標的に気付き、再び怒りを露にした!
一方、バンブルビーは・・・発見したシャトルの中からギアーズらCチームを救い出していた。シャトルはクローキング・スクリーンで隠されていたのだ!難なくスクリーンを解除し、仲間を救い出した後、脳回路を破壊するソニックランス装置を発見・・・スラッジの行動の謎は解けた。彼はディセプティコンにカナダに運ばれ、洗脳され、グリムロックと戦わせられたのだ!救助に現れるオートボットを負傷させるために!!・・・装置の機能を停止させるには電源を切るのが最善と考え、シャトルを爆破した。それと同時に正気に返り、スラッジはプライムを襲う前に倒れた。
ソニックランス装置が破壊された事を知り、今が退却の時とサウンドウェーブは悟る・・・だが彼は満足していた・・・破壊とオートボットの負傷者を出した事に。そして、エネルギーを奪えた事に!サウンドウェーブは叫ぶ━「ダイノボットハントは終わったが勝利を得たのはディセプティコンだ!」と。
湧き上がる怒りを打ち消しながらプライムはその声を聞いた・・・確かに今日の勝利はディセプティコンの物だった!
↑#50カバーイラストはジョン・ヒギンスによる。
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このエピソードはタイタンブックスから合本”TRANSFORMERS:DINOBOT HUNT”に収録されています。

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