THE TRANSFORMERS UK#59、60
ROBOT BUSTER!
あらすじ:P1:興味深いというより苛立っているという気持ちの方が強いプライムはホイルジャックとラチェットのいるリペアベイに向かっていた。扉を開けてプライムは驚いた・・・プライムの前にいたのは彼と同サイズのロボットに乗り込んだバスターだった!オートボット技師二人は、ディセプティコンのアーク襲来に備え、バスターを保護するロボットを開発していたのであった。自慢気に意見を求めるラチェットだったが、プライムは若いバスターがこんな事を考えるならまだしも、古参兵たる彼らがこんなアイデアを形にしたという事に対して怒っていた・・・そして、説得しようとする彼らにその破壊命令を出す。しかし、バスターが反論する━「この何週間もあんたのクリエイション・マトリクスを頭に入れてるのは僕だぜ!あんたがショックウエーブに倒されたと思われてた時に危機を救ったのも僕なんだぜ!このロボットを許さないなら・・・最低だよ!」それを聞き、謝罪するプライム・・・だが結論を変えるつもりは彼にはなかった。意見を聞き入れてもらえなかったバスターは怒ってロボットから降り、部屋を出て行った。
アーク内部、バスターの部屋~。バスターは皆の気分を害した事に悩んでいた。そして、ロボットの能力をプライムに示してみる事を思い立ち、リペアベイへと向かう。
かつてのディセプティコン基地。ショックウェーブはフレンジーに倉庫内のジャンクを片付けさせていた・・・。その近くでは、バスターのロボットが降り立っていた・・・彼はもうこの基地には誰もいないと思っていた・・・ここから何か価値のある物を持って帰ればロボットの価値を認めてくれると考えたのだ!その時、物音が!
フレンジーの接近に気付き、隠れるバスター・・・そこで彼はフレンジーを捕らえてアークに帰還する事を思いついた・・・フレンジーくらいの小型ロボットならば簡単に捕まえられると踏んだのだ!!彼を背後から狙い、撃った!!
一瞬、フレンジーを倒したかに思えたが、彼は反撃を開始した・・・ノイズ・アタックだ!バスターはオーディオ装置をオフにしようとしたが、間違えて違うボタンを押した為にフレンジーは自身のノイズの反響を受け、倒されてしまった。
ほっとしたバスターだったが、それもつかの間・・・背後から彼を狙うは、ショックウェーブだった!
#59の巻末には人間キャラの相関図(WHO'S WHO)が付いている。ちなみにこれが最後のWHO'S WHOである。
↑#59カバーイラストはジェフ・シニアによる。
その頃、ショックウェーブは機能停止状態から回復し、追跡を再開するが、彼の論理回路はその行動が時間と燃料の無駄であると判断した・・・しかし感情はその結論に反対していた!
夜明け・・・バスターはロボットの全エネルギーを銃に集め、万が一の時に備えていた。一方、ショックウェーブは山々を破壊しながらバスター捜索を続けていた。近くの山の崩壊音を聞き、ショックウェーブの追跡が続いている事を知ったバスターは逃げ道を捜すが、時すでに遅く、ショックウェーブに発見されてしまった!
覚悟を決め、一対一の勝負に出たバスターは、降りてくるショックウェーブに一発、最大出力のビームを見舞った!敵は倒れたが、バスターのロボットも自壊してしまった。コクピットから離れるバスター・・・だが意識を取り戻したショックウェーブに捕らえられてしまった!
握りつぶされていくバスター・・・だが、彼らの頭上にオートボットが現れた!「彼を放せば、お前も帰れる。彼を殺すなら、撃つぞ。さすがのお前も我々の集中砲火には敵うまい・・・お前の命はバスターの命だ。論理的だろう?」━プライムの言葉に彼はバスターを手から放した。
危険は去り、バスターはプライムに叱られるが、今回の彼は自分の傲慢さを詫びた。
独り歩きながら、ショックウェーブは考える━「今回は負けた・・・だが、あの人間・・・バスター・ウィットウィッキー・・・あれこそがオートボットの弱点だ!」。彼に感情があったならば、バスターに同情心を抱いたかもしれない・・・。
プライムのセリフから推測するにサイバトロン星付近にはアルゴン星雲なるものがあるようだ。
サウンドウェーブの司会で送る読者のお便りのコーナー内で面白いのがあったので書いておきます。
Q(読者):28号でラチェットに倒され、雪崩に消えたメガトロンが51号で小川で発見されるのは何故?
A(サウンドウェーブ):雪が溶けたからだ。
Q(読者):何でオートボットとディセプティコンは平和に暮らさないんですか?
A(サウンドウェーブ):話がつまらなくなるからだ。
↑#60カバーイラストはバリー・キトソンによる。
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