THE TRANSFORMERS UK#100

 DISTANT THUNDER!

あらすじ:”デッドエンド”にプライムとアウトバックはレッカーズから隠れていた。このまま数時間も隠れていればアウトバックは燃料切れで死んでしまう・・・プライムの選択はたったの二つ━アウトバックを見捨ててレッカーズと戦うか、このまま死を待つかだった。だが、助けを懇願するアウトバックにどの選択肢も選ぶ事は出来なかった。気を紛らわせる為にか、プライムは自分がターゲット2006の時に経験した事を話し出す・・・それは機械と有機体の合成生物の住む惑星の話だった・・・プライム、ラチェット、プロールの3名は他世界で野蛮な生物に襲われていた!数の上で歯が立たないので銃の使用許可をプライムに求めるラチェットだったがプライムはオートボットが銃を抜く時は本当に必要な時だけだと説得するものの、ラチェットの意見に賛成するプロールの反応を見てプライムの意思は揺らいだ。その時、光に包まれて現れた3体の影・・・ショックウェーブ、フレンジー、サンダークラッカー達ディセプティコンだ!東ワイオミングから他世界に突然現れた事に驚く彼らだったが、ここにオートボットが来ている事を知る・・・。
劣勢を強いられるオートボットに加担するディセプティコン。しかし、強力な兵器で惑星住人を殺害するディセプティコンにプライムは怒りを覚える・・・「2センチリッターの燃料をこんな連中に使っちまったぜ」と言ったフレンジーに殴りかかるプライムだったが、今は戦闘よりも帰る策を練った方がいいと訴えるショックウェーブの制止に従った。オプティマスは自分達が戦っているのはこのテリトリーの侵略者であり、平和的な種族”クロラン”に助けを求められて戦っているのだとディセプティコンに説明した。侵略者のリーダー・ゼナグが地球に彼らを帰す装置を渡す代わりに侵略行為を認めさせる申し出をしてきたが断った事を聞いたショックウェーブは地球へ帰還する為に装置を求めゼナグの下に向かうがオートボット掃討を条件にされオートボットへの攻撃を開始した!プライムの作戦でディセプティコンを倒しはしたが、次のプライムの命令は戦闘をやめる事だった━「きっと我々は精神を操られているのだ・・・平和を愛する種族が彼らのテリトリーを犯す独裁者に襲われた・・・どこかで聞いた話だろう?まるで我々じゃないか」━プライムはショックウェーブにそう語りかけた。それを見てショックウェーブにプライムを倒すよう命令をするが彼は「自分で倒せ。私はお前の奴隷じゃない」と耳を貸さなかった。仕方無しにプライムと一対一の対決をし、腹部を抉り取るも次第に消え去っていくゼナグ。
突然、サイバトロニアン達は真っ暗な空間にいた。そして、彼らの頭部に張り付いていた奇妙な生物に気づいた・・・ラチェットの説明によれば、それらは暴力的な感情をエサにしている寄生生物だと言う・・・彼らはこの生物に操られていたのだ。「彼らは幻想を現実に変える事が出来るのだろう」そう言うプライムの腹部はゼナグにされた通りに抉られていた!
デッドエンド・・・。「もう少しでゼナグにやられる所だったんだな、で、続きは?」「ガルバトロン達が帰ったら我々も地球に戻ったのさ」━会話を終えたプライムとアウトバックをレッカーズが発見した!「私の命はやろう・・・だが、アウトバックは助けてやってくれ。私の死はメガトロンにとっての勝利だと思っていたが、お前達のようなオートボット達と戦って、彼のような勇敢なオートボットの被害者を出す事こそ奴の勝利なんだ。どの道、私が死んでも、一人でも他のオートボットの命が助かる限り、本当の勝者は私なのだ」━覚悟を決めるプライムの前にザァロンが現れる━「私を呼んで正解だったな、マグナス。君のスピーチを聞いたがな、”ディセプティコン”、よく戻ってきてくれた、オプティマス、我が友よ!」。プライムとアウトバックの命は救われたのだ。

今回はレターページは無し。100号記念なので、100体のTFトイ・プレゼントクイズが行われた。ページ数はいつもと違い、32ページとなっている。
UK初のラップカバーを担当した今回のカバー・アーティストはアラン・ディビス氏。多くのアメコミも手がけている人気アーティストだ。ただし、彼がTFのコミック自体を描いた事はないと思う。その他の彼のTFの仕事はTITAN BOOKS発行のハードカバー版TRANSFORMERS:SHOWDOWNのカバー・アート。
↑#100カバーイラストはアラン・ディビスとその息子のトーマスによる。
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これもTITANの”PREY”に収録。

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