THE TRANSFORMERS UK#45、46
”THE ICARUS THEORY”
あらすじ:P1:1月20日━魚のいない北オレゴンのデナ湖で男が独りで魚釣りをしていた・・・昨日の19日の事を男は怒りを露にしながら回想する~場所はポートランドのロクソン石油工場・・・彼、モリス博士は会議で熱弁をふるっていた・・・デイリー・ビューグル紙の語るトランスフォーマーはエイリアンの手先だとか外国の戦闘兵器だというのは嘘であり、本当はライバル企業の社長であるG.B.ブラックロックが関与しているのだと訴える!自らの発明である神経リンクと同じようなシステムを使い、ロクソンを潰す気なのだと!そしてブラックロックの技術に対抗する為に、彼は自分の研究に対する資金の提供を懇願するが、変人呼ばわりされ、願いも空しくクビを言い渡されてしまう。
1月20日━魚のいないこの湖で何かが竿に引っかかったのを回想から現実に戻ったモリスは知った。そして、彼は湖の底にとんでもない物を発見した。
1月19日━モリス博士の研究室ではトランスフォーマーをコントロールする装置を使っての戦闘訓練が行われていた。
1月25日━アークではプライムが修理中のバンブルビーに話しかけていた・・・突然謝りだすバンブルビー、命令に背き自殺行為をしてしまった事、そしてその為にプライムをも死なせる結果になるかもしれなかった事を彼は悔やんでいたのだ。それを聞いたプライムは、この数日間多くの間違いが起こった事、誰もが間違いを犯す可能性を持っている事を伝えて安心させた。彼らの信頼関係は回復にしていった。
一方、ロクソン石油工場に滑空する物体があった・・・その物体を操るモリスはロクソンの研究室内で空を飛ぶ素晴らしさを実感していた。だが、その時、研究室の扉の外で物音を聞きつけた警備員が誰もいないと思っていた研究室でモリス博士を発見する!!会社に黙っている見返りに金を要求する警備員・・・怒りを感じたモリスは彼に殺意を抱いた・・・刹那、警備員の背後からスワープの鉄の爪が襲いかかった!・・・警備員を殺してしまった事を嘆きながらもモリスは決意する━ブラックロックのロボットを計画通りに破壊する事を!!
その後・・・。アークに近づく物体をアイアンハイドとハッファーがキャッチ、だがスワープより小さくレーザービークより大きいと思われる謎の物体に恐怖を覚え、オートボット達は基地の外でその物体が到着するのを待ち構える・・・基地に向かいつつあったのはミサイルだった!ミサイルの爆発による煙の為、前が見えない・・・消えかかる煙の奥に彼らが見たものは死んだはずのスワープであった!!
前回の44号の直後のストーリー。このエピソードはタイタンブックス版のDINOBOT HUNTにも収録されています。#45にはA2サイズのミニボット・ポスターが付いている(イラストはロビン・スミスによるもの…クリフジャンパーは何故か黄色の方)。またインターフェイスはコスモスとビーチコーマー。
↑#45カバーイラストはケビン・ホプグッドによる。
P2:スワープを操るのはモリス博士だ。スワープの帰還に驚くプライム・・・だが聡明な彼は、スワープが敵のコントロール下にあると推測し、仲間達に武器を使わないでスワープを捕らえるように命令する。モリスはブラックロックのロボットを破壊すれば二度と自分に辛くあたる者はいなくなるだろうと考えながらスワープをハウンドめがけて滑空させる・・・だがハウンドのフラッシュビームによって視覚センサーをやられたスワープは皆の頭上で動きを止めた。何とか破壊を控えたいプライムはスワープにトランスフォームして降りてくるように命じる。すると何故かスワープは博士のコントロールから少し解かれた。この時、スワープとモリスの二者間での精神戦が行われ、苦しみに叫び声をあげながらスワープは空中に飛び出していった!その後、オートボットはスワープの信号を追跡してていた~。途中、ハウンドはプライムがスワープに会った事が無いのに何故彼がプライムの命令に従おうとしていたのか不思議に思い、その事をプライムに尋ねる。スワープがダイノボットではなく、まだダイブボムという名のエリート空戦部隊の一員だった時、プライムは彼の上司であり、自分のリーダーシップを非難していたのだとプライムは答えた。プライムはまだ彼の中に、その頃からの自分の能力を嫌う気持ちがあると信じて、今回の彼の意思を解き放つ作戦に利用したのだった!
一方、モリスと対面し、彼を殺そうとするスワープ~。スワープに自分が彼を機械にすぎないと思っていた事、ブラックロックの所有物だと思っていた事、生命体だと考えもしなかった事を語り、許しを請うモリス。だが、誰も傷つけるつもりは無いと言ったモリスだったが、警備員を殺した事を思い出し、死を覚悟した。
工場の外では、オートボットが工場に入ろうとしていた~。彼らの前に現われるスワープ・・・その手にはモリスが掴まれていた。人間がTFをコントロール出来る事に驚くプライムに対し、モリスは自分の理論が正しい事を証明したかっただけだと、そしてTFがただの機械だと思っていた事を伝えた。空飛ぶ事を夢見た男の翼はイカロスの翼の如く、高く飛びすぎて潰えたのであった。
人間の法に処理をまかせ、自分達としては処置を大目に見るプライム。その時、修理をしなければ、と優しく語りかけるラチェットをスワープは突然殴り飛ばし、空へと飛び去った・・・だが、モリスの装置によってアークに無事にスワープを帰還させた。そしてモリスは自ら装置を破壊、逮捕されたのであった。
アークでは~。スワープの二度目の反抗が彼の意思によるものだった事に疑問を抱いた彼らは結論を出した。400万年の間、タールの底に沈んでいた為に、生命神経絶縁体が腐食し、本能をむき出しにさせたのだと推測した。すぐに直せますよ、と楽観的な回答を出すラチェットにプライムは告げる・・・他のダイノボットはどうなる?と。
被害が出る前に彼らを捜し出さねばならない! ダイノボット・ハントの始まりだ!!
↑#46カバーイラストはジェフ・アンダーゾンによる。
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