THE TRANSFORMERS UK#74、75、76、77

 IN THE NATIONAL INTEREST!


あらすじ:P1:TV番組、BETWEEN THE LINESではロボットマスターについての情報が流れていた・・・レポーターであるジョイ・メドウズはこの大法螺吹きの正体を暴くと豪語していた。
トリプルIもまた、この放送を見ていた・・・彼らはジョイがロボットマスターについて嗅ぎまわっている事を危惧していた。そして、彼女がロボットを味方に付けた時の為にセンチュリオン計画を発動させたのだった。
一方、オレゴンのポートランド、中央犯罪裁判所では~。弁護士が声を荒げる━「武器も動機も無い・・・この裁判は意味を成しませんよ!」・・・モリス博士の裁判が行なわれていた。突然、所内にマスクをした4人組が現れ、嫌がる博士を連れ去っていった。
その頃アークでは~。形態が目立つとの理由でアークに閉じ込められていたダイノボット達はドロイドを殴って憂さ晴らしをしていた。近くでTVを見ていたスラッジはかつて出会ったジョイが出ているのを知り、グリムロックに知らせた・・・。
その頃、ジョイはブラックロックが自身の語るトランスフォーマーに関する話が真実だと知りたければセント・ヒラリー山に行けばよいと言うラジオ番組を聞き流しながら車を運転していた・・・。その背後から追ってくる一台の車・・・突然その車はスピードを上げ、ジョイの車にぶつかってきた!!ジョイの車はガードレールを破壊し、崖へ転落しそうになったが、間一髪、車道端で止まり、転落は免れた。助けを呼ぶジョイ・・・だが、車から降りてきたのはモリス博士を拉致した男達だった。
その付近では~。スラッジがスワープの質問に答えながら他のダイノボットと移動していた・・・スラッジはかつて手厚く看病してくれたジョイに恩返しをしたいと思っていたのだ。そして数分後、運良くダイノボット達はジョイと男達のいる現場に出くわした!驚いた男達はダイノボットに弾丸を浴びせるが、もちろん効くはずが無かった。退却しながら、男はジョイの乗っている車を崖下に突き落とした!
「あと少し、来るのが早かったら・・・」悔しがるスラッジに車をくわえたスワープが言う━「メロドラマはごめんだぜ」・・・ジョイは助かったのだ!「君を守る為なら、死をも厭わない」とジョイに言うスラッジに、グリムロックは「病気だ、病気」と、スワープは「落としてやりたかったぜ」とつぶやくのだった。
一方、モリス博士はある場所に連れてこられていた。そこにいた科学者は博士の力が必要だと言う・・・科学者は博士にロボットを見せる・・・その名はセンチュリオン。
#74からは本のデザインに大幅な変化があり、このスタイルがTFUKの主なデザインになっていきます。
初めてトリプルチェンジャーの広告が載る。

↑#74カバーイラストはアリスター・ペアーソンによる。


P2:ポートランド、メインストリート━5:23PM。多くの警官が集まる中、TVレポーターが収録を始める・・・「3体の巨大ロボットが戦いを始めた為、負傷者はかなりの数に上りましたが、死者は出ていない模様」。
舞台は過去に戻って・・・オレゴンのタロンズポイント━1:15PM。グリムロックはジョイと話をしていた━「俺達ダイノボットとオートボットはディセプティコンと戦っている。ここに落ちてから、ここは戦場に選ばれたって訳だ」。「で、それがロボットマスターと関係してるわけ?」。その会話にスワープも参加する━「良く知らないが、俺達のリ・・・いや、オートボットのリーダーはあんた方の政府がヤツに関係していると言っていた!」。・・・驚きながらも納得するジョイはロボットマスターの正体を暴く為にダイノボットに助けを求める━政府が関わっているのならば、米国保安部隊に気付かれる事なくTVカメラマンをこのタロンズポイントに連れてこなければならないのだ。スワープは言う━「任せておけ。俺に追いつける奴はいない。すぐに連れてくる」。そして、飛び立った。
東ワイオミング━2:06PM。メガトロンとサウンドウェーブだ。「スキャンを続けろ。遅かれ早かれあの女は行動に出る。ラベージは行方が分からんし、奴を見つけることが出来るのはただ一人・・・ロボットマスターだけだろう。この事で、ショックウェーブに再び権力を握らせる機会を与えるわけにはいかん!すぐにロボットマスターを見つけるのだ!」とメガトロンは叫んだ。また、ジョイの行動も気にしているメガトロンであったが、サウンドウェーブからスキャンが完了したとの報告を受け、ジョイの事など、どうでもよくなったかのように笑みを浮かべた・・・。
オレゴン、ポートランド━2:08PM。「出来ない!動かせない!」━モリス博士は呻いた。そして科学者グラディに伝える━「前の機械で私自身も死ぬところだった。トランスフォーマーをただの機械だと思い込んで操縦しようとしたら逆に反抗され、死を目前にしたんだ!」。それに対するグラディの返事は博士には予想外の事だった・・・「分かってます。政府は信じていないが我々は信じている━あなたはロボットをコントロール出来るってね。あなたの壊れたマシンを全て直し、あなたの殺しの証拠を消し、あなたが無罪になる日を待っていたんだ。しかし、状況が変わったんだよ━ジョイに我々のロボットマスター・シナリオを阻止されるわけにはいかないのでね」。博士とセンチュリオンの接続は完了した。
ポートランド、メインストリート━3:57PM。ジョイのTVクルーの乗った車内では、ジョイの行動に不満を募らせたクルーが言い争っていた・・・。そんな彼らの隣にはミックスマスターが車モードでいた。車内から飛び出し変形するメガトロン━ジョイとロボットマスターの居所を知る為にクルーを捕まえ、尋ねる。だが、その上空にはスワープがいた・・・何故メガトロンがジョイに興味を抱くか、不思議がりながらもメガトロンに襲い掛かった。その様子を近くで見ていたトリプルIのメンバーはセンチュリオンを始動させた!
スワープはメガトロンに倒されたが、センチュリオンが戦いに挑んできた。TVクルーは逃げながらも、スワープはジョイに遣わされてきたのではないかと考えていた━時は4:29PM。
#74でお休みしたレターページは#75でグリムロックによる司会の”グリムグラム”として復活。タイトルロゴにディセプティコンインシグニアが出るのは珍しいかも

↑#75カバーイラストはジョン・ストークスによる。


P3:センチュリオンの砲撃に痛手を負うメガトロン・・・だが、変形し、ミックスマスターにセンチュリオンを狙わせた!その攻撃に倒れるセンチュリオン・・・更に攻撃に移るメガトロン・・・殴る殴る殴る・・・センチュリオンは吹き飛ばされビルをも突き抜けていった。
一方、正気を取り戻したスワープは起き上がろうとしていた・・・TVクルーは彼に言う━「俺達を助けに来たならここから逃がしてくれねえか?」。スワープはクルーの乗ったバンを掴み上げ、迫り来るメガトロンの手から逃れ空中へ去った。だが、向かいのビルにいたトリプルIのメンバーがスワープめがけてトレーサーを発射・・・成功した。
一方、トリプルI地下研究所~。やってきたフォーサイスがグラディを責めていた・・・センチュリオンの件だ━「大統領に知られたらトリプルIは閉鎖され、刑をくらうのは明白だ!」。モリスをセンチュリオンから外すように命令するが、それは出来ない相談だった・・・隣のコントロールセンターへは軍隊も入れないほど強固にガードされているのだ!その内部~。モリスはトリプルIのトレーサーを追っていた・・・その待つ先はスワープだ。
タロンズポイント~。TVバンを持ったスワープはダイノボット達の待つ場所へ戻ってきていた。変形しようとするスワープだったが中々変形できない・・・それを見て笑っていたダイノボット達だったが、スラッグはスワープに取り付けられた変形の邪魔をしていたトレーサーを発見、破壊した。同時後から声がした━「もうそいつは用済みだがな」・・・メガトロンだ!サウンドウェーブの能力でこの場所を割り出し、追ってきていたのだ。すかさず、ジョイはディセプティコンを映すようにクルーに指示を出した。ジョイの行動に気づかないメガトロンはグリムロックに話を持ちかける━「人間の女とロボットマスターを諦めれば、何もせずに帰してやろう」。「ロボットマスターはここにはいない。女は俺達と一緒にいる。そして、お前が話しているのはダイノボットだ━つまり、どんな戦いからも退かんという事だ!」そんなグリムロックの回答にメガトロンも喜んで返す━「よくぞ言った。それでこそ、こちらにもやり甲斐があるというものだ!」。
戦いが始まった!
#76のFACTFILEはこれまでのキャラクター・データではなく、ダイノボットについて書かれている~これによれば、スワープを除く4名はサイバトロン星での名前を忘れているのだそうだ(ちなみに、スワープの昔の名前はダイブボム)…というか単体のFACTFILEは#73で終了している。
トランスフォーメーションではホットロッドとその玩具を紹介している。
↑#76カバーイラストはデビッド・ハインによる。


P4:グリムロックに殴りかかるメガトロン━「奴は何処だ?!ロボットマスターだ!奴の正体がバレなければ、オートボットは人間から恐れられ、嫌われ続ける!」。
一方、戦いを傍観していたセンチュリオンは、誰が敵かを見極めていた・・・それはトリプルIと同様に真実を歪める者たちだった。彼の最優先事項は人間達を守る事だった━ボーンクラッシャーらに戦いを挑むセンチュリオン・・・。
その頃、センチュリオンの加勢でダイノボットが優勢になる状況を見てサウンドウェーブはこの戦いを早く終わらせようと決意した。そして、逃げようとするTVクルーに銃を突きつけた。・・・その後、彼は戦場に戻り、クルーから取り上げたスラッジの映像の入ったフィルム、およびロボットマスターのオーディオインタヴュー・テープを見せ、彼らの前でレーザービークに焼き払わせた。ディセプティコンの勝利だ・・・「証拠がなければロボットマスターの正体は永久に葬られる」メガトロンは悟り、ディセプティコンは退却した。
一方、地下研究所~。フォーサイスはモリスに怒鳴る━「聞いているか?我々はもう出て行く。我々とお前の関係を示すロボットマスターとセンチュリオンも、もはやいない。政府にはお前の居場所は伝えてある━出てくるのを待っているよ。捕まり、投獄されるのさ・・・国の権力ってやつでな!」。
この言葉でモリスは復讐を決意する━「ここには一年分の食料と水がある━復讐の時は今ではないにせよ・・・すぐだ!」。
ウルトラマグナスとガルバトロンの広告が載っている。
↑#77カバーイラストはフィル・ガスコインによる。

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このエピソードはTITAN BOOKSの”DINOBOT HUNT”にも収録されています。

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