THE TRANSFORMERS UK#145
STARGAZING!
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| ↑#145カバーイラストは バリー・キトソンとロビン ・ボーテル(カラー)による。 |
物思いにふけっていると、人間の少年が足下に現れた。名前を聞く少年の相手をしないスタースクリームだったが、殺す気力もなかった。無視し続けるスタースクリームに今日はクリスマス・イブなんだから楽しく過ごそうと少年は元気づけて、クリスマスがどんな日か知っているかを訊いた。しかし、スタースクリームは内部データファイルにアクセスし、「キリストの誕生日の12月25日に毎年お祝いをする日だろ。答えはこれでいいか?」と機械的に答えたが、少年は「そんな機械的な話じゃないんだ。クリスマスの精神ってものを理解してないんだよ。教えてあげるさ」と言ったが、スタースクリームは我慢しきれず、少年に怒りをぶつけた!「なら、もう家に帰るよ」━そう言って帰ろうとした少年にスタースクリームは言う━「帰る家があるってのは羨ましいぜ、フレッシュリングよ」。それを聞き、再び立ち止まり、クリスマスの楽しさを教えようとした彼に、ついにスタースクリームは興味を抱き、変形…少年を乗せ、”クリスマスの精神”を探しに出かけた。
そして、地上で雪に突っ込み、止まっているバスを発見。嫌々ながらも少年の言うとおりにスタースクリームはバスを助けようとするが…突然現れたストリートワイズのビームに邪魔をされてしまう。、だが、勇敢にも少年は2人の戦いを止めに入った━「オートボットめ!このディセプティコンは皆を殺そうとしてるんじゃない、救おうとしているんだ!」。無事にバスを道路に戻すスタースクリーム…自分の行動が悪くとられ、困り果てたストリートワイズはバスのエスコートをして去っていった。
そして…。クリスマスツリーを見ながら、少年は言う━「バスの人達も喜んでいたし、きっと君にもいい事があるよ!」。スタースクリームは答えた━「勘違いだ。俺はオートボットの野朗が恥をかくのを見たかっただけさ」。それを聞き、少年は涙を流して言った━「今までの事は全部そんな事の為にやったって言うのかい?もうこれしか言えないよ…メリークリスマス」。笑って立ち去るスタースクリームだったが、少し立ち止まって考えてから振り向きざまに言った━「メリークリスマス、坊主!」。少しはスタースクリームにも”クリスマスの精神”が理解できたのかも知れなかった…。
スタースクリームの復活編。
ビデオのプレゼントが行われている。
同時掲載コミックは”BROTERS IN ARMOUR! PART4”。
本編アートはジェフ・アンダーソンとステファン・バスカービルによる。
=========================================このエピソードはTITAN BOOKSの”SECOND GENERATION”に収録。

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